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社会活動への学生参加[1]―― AHI (アジア保健研修所) と
学ぶ会 / Students' Engagement in Social Activities [1]: Learning with AHI (Asian Health Institute)

SDHすごろく制作、社会的課題と向きあう共同学習の追求

2022年の夏から冬にかけて、「AHIと学ぶ会」のメンバーで、下の記事で紹介した「健康の社会的決定要因 (SDH: Social Determinants of Health)」をテーマとしたゲームを制作しました。昨年度のSDGsすごろくと同様、今回もゲームもすごろくというかたちをとることにしました。SDGsすごろくに引き続き、SDHすごろくも、日進市提案型大学連携協働事業として採択されました。

8月20日には、パイロット版(試作版)すごろくゲームを、日進市にぎわい交流館にて実施ました。にぎわい交流館スタッフの鈴木さん、名古屋NGOセンターや「あどぼの学校」で活動される滝さんがゲームに参加くださいました。おふたりと、ゲームを見守ってくださったAHIの林さんが、ゲームを通した参加者の気づきをどう「見える化」するか、世界各地の事例をどう紹介するかなどに関して、貴重なご意見をいただきました。(上の写真は、このときのゲーム実施の様子)

そうしたご意見をふまえ改良を重ねたすごろくゲームを、年が明けて1月28日に、今度は日進市民会館・和会議室にて実施します。どうぞ、ご期待ください!

 

すごろくゲームの改良と並行して、メンバー同士の学び合いの関係を追求しつつ、社会的課題と向きあうにはどうするとよいかを考える時間をもつようになりました。どういった学び合いがなされているかは、学生が発信をはじめたブログを、ぜひ、のぞいてみてください。

https://note.com/learning_ahi

【番外編1】

新学期が始まったばかりのシルバーウィークの週末、9月24日(土)、25日(日)に、イオンモール Nagoya Noritake Gardenと名古屋外国語大学グローバル共生社会研究所の協働イベント「目指せSDGs博士! 巨大スゴロククイズに挑戦!」が開催されました。2021年度に「AHIと学ぶ会」で実施したSDGsすごろくの派生バージョンです。詳しくは、名古屋外国語大学グローバル共生社会研究所のつぎの記事をご参照ください。 https://nufsrings.org/archives/685

【番外編2】

12月13日には、「AHIと学ぶ会」のメンバーで名古屋NGOセンターにお邪魔し、「あどぼの学校」で制作された「あどぼのスゴロク」に参加しました。「あどぼの学校」という名前の由来であるアドボカシー(advocacy)という語は、意味をわかりやすく説明しにくい語と感じますが、私は個人的には、行政機関から一般の人々まで、幅広い対象を巻き込み活動の関係者にしていくこと、というように理解しています。「あどぼのスゴロク」は、人がどのように社会的課題に気づくか、そして、その課題に取り組む人と人のつながりをどのようにつくっていくかを考えさせてくれる素晴らしい内容のゲームでした。滝さん、伊藤さん、近藤さん、鉄井さん、暖かくお迎えくださり、ありがとうございました!

「AHIと学ぶ会」2021年度フィナーレ、そして、2022年度のはじまり

 

何カ月も改良を重ねてきた「SDGsすごろく」2021年度最後のお披露目の場は、刈谷市民ボランティア活動センターでした。3月29日に開催されたイベントで、AHIボランティアの先輩であるジャンプさんの全体司会のもと、参加者の方々が、とても積極的に、SDGsの理解を掘り下げてくださいました。4年生の早川諒くん、3年生の藤田青空さん、2年生の吉川未祐さん、村田愛実さんが、グループ司会や機材操作で参加しました。

 

イベントの模様は、朝日新聞の鈴木裕記者が、丁寧に記事におまとめくださいました(3月31日朝刊の名古屋・尾張・知多版)。この記事は、朝日新聞デジタルから閲覧できます。 https://www.asahi.com/articles/ASQ3Z76K7Q3ZOIPE004.html

 

「AHIと学ぶ会」主要メンバーの多くが就活や留学準備で忙しくなるのに伴い、4月からは、4年生となった藤田青空さん、3年生となった吉川未祐さん、村田愛実さん、益田早菜さんが会の中心になりました。そこに、「2021年度英語研修 SDGs Workshop」に参加した2年生の織部萌々さん、山田愛梨さん、伊藤凪沙さんも加わりました。就職された多井紫織さん、織田薫さんは、頼れる先輩、顧問として協力くださいます。

 

クレイン英学校を運営される原田貴之先生のご紹介で、高校生も「AHIと学ぶ会」に参加しています。原田先生とはAHIの活動を介してつながったのですが、その後、世界教養学科の英語の授業もご担当いただいていると知りました。素晴らしい偶然のご縁に驚きました。

 

6月に入り、就職活動を終えた内田安紀さん、廣瀬美風さんも会への参加を再開しました。

2022年4月からの「AHI と学ぶ会」では、とくに、2点、意識して活動を展開しています。まず、保健や健康、公衆衛生をめぐるAHIの理念や活動に、より、寄り添うかたちで会の活動を展開していくこと。そして、学生が意見をだして構想するかたちで、会での学びのテーマや地域社会活動の内容を定めていくこと。新年度を迎えての新たな挑戦です。

 

4月以降、新メンバーで「健康の社会的決定要因 (SDH: Social Determinants of Health)」について学び、ゲームをつくっています。人が健康であるとは、その人が病気や怪我をしていない、ということだけを意味するのではありません。病気や怪我の原因となる苦しい生活環境、社会環境におかれることなく、肉体的にも精神的にも追い込まれることのない充足した状態にあることを意味します。個人の健康を左右するさまざまな社会条件を指す言葉が「健康の社会的決定要因」です。

 

「健康の社会的決定要因」を学ぶことは、自分の所属する職場や学校のこと、そして、家族関係や友人関係を考えることにつながります。今後の「AHIと学ぶ会」では、「健康」という視点から、自分の生きる社会の姿を見つめなおすことを目指します。

進展する「AHIと学ぶ会」――継続は力なり