Study Room of Akihiro HIRAYAMA,
lecturer at Department of World Liberal Arts, Nagoya University of Foreign Studies
「2017年度 地域研究・国際研修プログラム(フィリピン)」事前学習
「JICAなごや地球ひろば」訪問(2018年1月24日)
研修の事前学習の一環として,2018年1月24日に「JICAなごや地球ひろば」を訪問しました。「青年海外協力隊」を務め,スーダンに赴任した経験をおもちの後藤千明さんから,JICAの実施する国際協力事業や,スーダンのコミュニティ開発の現場でご自身が経験されたこと,考えたことをお話いただきました。また,「地球案内人」の稲垣優さんに,「JICAなごや地球ひろば」の施設を案内いただき,あわせて,12月に始まったばかりの難民にかんする展示企画『HOME―故郷を離れて―』についてご説明いただきました。とても丁寧に応対くださった後藤さん,稲垣さん,大変ありがとうございました。
NGOライズエイジア・上田敏博さんをお招きして(2017年12月26日)
NGOライズエイジアの上田敏博さんには,研修の企画と運営にあたって,多大なご協力を賜っています。その上田さんをお招きして,2017年12月26日に勉強会を実施しました。上田さんから,今日の世界における貧困問題について説明を受けたうえで,20名の学生が4,5人ずつのグループに分かれ,「ウェビング(ブレインストーミング)」の方法を用いて,貧困が他のどういった社会問題とつながっているかにを頭を絞って考え,模造紙に書き出しました。また,マニラのトンド地区を中心とした上田さんのこれまでの取り組みを,ドキュメンタリー映像をみて学びました。
学生みんなのつくったウェビング。ウェビングでは,連想ゲームのように,物事の広がりを考えます。正解を導きだすことよりも,考えを深めることを重視します。
訪問先アクティビティの準備
サンディワアーン学習センター付属デイケアセンター訪問時には,5人1グループでひとつの教室に訪問し,園児と交流しました。各グループに,園児との触れ合いのための遊びとその進行を考えてもらいました。
ラクソン小学校,ヤンコ小学校訪問時には,5人1グループで15名ほどの小学生を相手にし,日本の文化の紹介を通して交流をはかりました。日本の文化の紹介のために,ポスター・プレゼンを1人1枚準備しました。
大学訪問時には,5人1グループで5,6名ほどの大学生を相手にし,デ・ラ・サール大学では日本の文化について説明し,ケソン市セント・ポール大学では日本の社会問題について説明しました。それら説明のために,ポスター・プレゼンを1人1枚準備しました。