「2021年度英語研修 SDGs Workshop」

新型コロナウイルス感染症流行前に実施していた海外研修が、開催できない状況がしばらくつづいています。海外にいかずとも、なにか、国際的な感覚を養う学びの機会を学内で提供できないかと考えて、世界教養学科では、2022年2月に、SDGsについて英語で理解を深める8日間の研修を実施しました。

 

この研修は、世界教養学科卒業生の戸村結さんがお勤めの教育旅行会社ISAに企画と運営をお願いするかたちで、実現される運びになりました。2020年に戸村さんが連絡をくれた機会があり、そこから話が発展しました。人と人のつながりは大事だなと感じます。戸村さん、ISAの皆さん、ありがとうございます。

 

研修に参加した学生は、SDGsに関連した世界の問題を英語で学びました。研修で授業を担当くださったのは、フィリピン人のマージョリー・レスエロ (Marjorie Resuello) 先生です。災害マネージメントを専門とされる先生は、名古屋大学大学院国際開発研究科を卒業され、現在は立命館大学に所属されています。

 

マージョリー先生の授業の進め方には、感動するばかりでした。先生の素晴らしい指導のもと、学生は、みな、論理的に物事を考える力を高めようと努めました。私たちだれもがもっている既成の価値観を見つめなおす、情報やデータを集めて分析しながら自分たちの考えを組み立てる、議論を通してその考えを検証する、他の人びとにわかりやすく伝える――そうした作業のひとつひとつに、学生は丁寧に取り組みました。「居心地のよい場所/自分が楽のできる場所 (comfort zone)」から跳び出す挑戦です。

 

スペシャルゲストのおふたりがオンラインで提供くださったご講義も、素晴らしいものでした。学生は、SDGsに関連した世界の問題をどのように知り、行動することができるかを学びました。お話しくださった、国際開発センター主任研究員の鳥海直子さん、「SDGsのための国連ヤングリーダー」17人のうちのおひとりであるサマー・メズガニ (Samar Mezghanni) さんに、心から、感謝いたします。

研修終盤には、名古屋大学で学ぶ海外からの留学生が研修に加わり、グループワークをサポートしてくれました。グループワークでは、自分たちの大学のなかでできるSDGsに関連した取り組みの提案をつくりあげました。 学生たちは、大学におけるゴミ処理の現状や紙資源消費の現状、大学運営に必須の各種経費といった情報を把握するために、職員の方々からお話を聞きました。伺ったお話を参考としながら、利用しやすく、かつ、無駄を減らしたキャンパス環境を提案する発表を、学生たちがまとめていきました。 突然押しかけたにもかかわらず、学生からの質問に丁寧に応じてくださった職員の皆さんに、心から、お礼申し上げます。学生としてキャンパスをすごすだけでは気づかない視点や考え方にふれることができ、とても大きな学びの機会になったと思います。 マージョリー先生や留学生の皆さんのサポートを受けながら完成させた発表は、どれも、短い時間でつくりあげたとは思えない、しっかりした内容のものでした。研修での8日間、おつかれさまでした!